後発白内障で混濁が生じるのはどこか。
後発白内障で混濁が生じるのはどこか。
- ⑴ 前房前房の混濁は炎症や出血によるもので、後発白内障ではありません。
- ⑵ 前囊前嚢収縮は起こり得ますが、後発白内障で視力を低下させるのは後嚢の混濁です。
- ⑶ 後囊残存水晶体上皮細胞の増殖・線維化により後嚢が混濁するのが後発白内障です。
- ⑷ 硝子体硝子体の混濁は出血や炎症によるもので、後発白内障ではありません。
- ⑸ 角膜内皮角膜内皮の障害は水疱性角膜症の原因で、後発白内障とは別です。
解説
正解は⑶です。後発白内障は白内障手術後に、残存した水晶体上皮細胞が後嚢上で増殖・線維化したり、Elschnig真珠と呼ばれる細胞塊を形成したりすることで、後嚢が混濁する状態です。術後数か月から数年で視力低下や霧視をきたし、YAGレーザーで後嚢切開を行うと改善します。前嚢でも収縮や混濁は起こり得ますが、後発白内障として視力障害の原因となるのは後嚢の混濁です。眼内レンズの素材や形状によって発生頻度が異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成