蛍光眼底造影検査について誤っているのはどれか。
蛍光眼底造影検査について誤っているのはどれか。
- ⑴ 検査中、1個の蕁麻疹が出た場合でも医師に報告する。蕁麻疹はアナフィラキシーの前触れのことがあり、1個でも医師に報告します。
- ⑵ インドシアニングリーンは脈絡膜血管の描出に優れている。ICGは近赤外光を用い色素上皮を透過しやすいため、脈絡膜血管の描出に優れます。
- ⑶ 検査前に副作用で数万人に1人死亡することがあることを説明する。ショックなどで死亡する例がまれにあり、検査前に副作用を説明して同意を得ます。
- ⑷ フルオレセインナトリウムの撮影は静注開始後20 秒以降から撮影する。色素は静注後10~15秒で眼底に達するため、静注開始と同時に撮影を始めます。20秒以降では遅く誤りです。
- ⑸ フルオレセインナトリウムの撮影でwindow defect とは過蛍光所見のひとつである。window defectは色素上皮の萎縮で脈絡膜蛍光が透見される過蛍光所見です。
解説
正解は⑷です。フルオレセイン蛍光眼底造影では、色素が静注後およそ10~15秒で眼底に到達し、脈絡膜充盈や網膜動脈の流入を捉える早期相が重要です。そのため静注開始と同時に撮影を始める必要があり、20秒以降からでは早期像を見逃します。インドシアニングリーンは近赤外光で蛍光を発し、色素上皮を透過しやすいため脈絡膜血管の描出に優れます。重篤な副作用の説明、軽い蕁麻疹でも医師へ報告することも求められます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成