眼の屈折値がプラス側に移行するのはどれか。
眼の屈折値がプラス側に移行するのはどれか。
- ⑴ 眼軸長が伸びる。眼軸長が伸びると焦点が網膜より前になり、屈折値はマイナス側(近視化)に移行します。
- ⑵ 涙液層が厚くなる。涙液層の厚さは数μm程度で、屈折値をプラス側へ動かす要因にはなりません。
- ⑶ 角膜曲率半径が小さくなる。角膜曲率半径が小さくなると角膜屈折力が強まり、近視化します。
- ⑷ 水晶体の屈折率が低下する。水晶体の屈折率が低下すると屈折力が弱まり、遠視方向(プラス側)に移行します。
- ⑸ 網膜の曲率半径が大きくなる。網膜の曲率半径の変化は屈折値をプラス側へ移行させる要因として扱われません。
解説
正解は⑷です。屈折値がプラス側に移行するとは、遠視の方向へ変化する(眼の屈折力が弱まるか眼軸が短くなる)ことです。水晶体の屈折率が低下すると水晶体の屈折力が弱まり、焦点が後方へずれるため遠視化します。逆に眼軸長の延長や角膜曲率半径の減少(角膜がより急峻になる)は近視化させます。涙液層の厚さは屈折値にほとんど影響しません。加齢による水晶体の屈折率変化で遠視化する現象(老人性遠視化)もこの仕組みです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成