Panum の融像感覚圏で誤っているのはどれか。
Panum の融像感覚圏で誤っているのはどれか。
- ⑴ ホロプタを挟む。Panum融像感覚圏を空間に投影すると、ホロプタの前後を挟む領域になります。
- ⑵ 立体視に関与する。圏内では単一視しつつ視差が奥行き感として知覚されるため、立体視に関与します。
- ⑶ 水平と垂直で幅は等しい。融像感覚圏は水平方向に広く垂直方向に狭い楕円形であり、この記述が誤りです。
- ⑷ 前後の幅は固視点で最小となる。中心窩(固視点)で最も狭く、周辺網膜ほど広くなります。
- ⑸ 感覚圏より近方では交差性複視を生じる。圏より近い物体の像は両眼の耳側網膜に結ぶため、交差性複視になります。
解説
正解は⑶です。Panumの融像感覚圏は、片眼の網膜の1点に対して他眼の網膜上で融像が成り立つ範囲で、水平方向に広く垂直方向に狭い楕円形をしています。そのため幅が等しいとする記述が誤りです。この圏を空間に投影するとホロプタを前後に挟む領域になり、範囲内では単一視しながら視差に応じた立体視が生じます。幅は中心窩(固視点)で最も狭く周辺ほど広がり、圏より近方の物体は交差性複視、遠方は同側性複視として見えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成