69 歳の女性。頭痛と嘔吐のため救急科受診後に来院した。右眼の前眼部写真(別冊N…
69 歳の女性。頭痛と嘔吐のため救急科受診後に来院した。右眼の前眼部写真(別冊No. 10)を別に示す。この写真でみられる所見はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 縮瞳急性緑内障発作では瞳孔は中等度散大し、縮瞳はしません。
- ⑵ 浅前房虹彩が前方に押し出され、前房が浅くなっています。
- ⑶ 角膜浮腫急激な眼圧上昇により角膜浮腫を生じます。
- ⑷ 前房出血前房出血は外傷などでみられる所見です。
- ⑸ 角膜後面沈着物角膜後面沈着物はぶどう膜炎でみられる所見です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑶です。写真は確認できませんが、69歳女性が頭痛と嘔吐で救急受診した経過から、急性緑内障発作(急性原発閉塞隅角症)が考えられます。前眼部には、虹彩が前方に押し出されて前房が浅くなった浅前房と、急激な眼圧上昇による角膜浮腫(角膜の混濁)がみられます。瞳孔は中等度に散大して対光反射が減弱し、縮瞳はしません。前房出血は外傷などで、角膜後面沈着物はぶどう膜炎でみられる所見です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成