70 歳の男性。視力低下を主訴に来院した。2年前の小数視力は1.0 であったが、…
70 歳の男性。視力低下を主訴に来院した。2年前の小数視力は1.0 であったが、白内障により小数視力は0.5 まで低下した。小数視力の変化量をlogMAR 値に換算した値はどれか。
- ⑴ 0.10.1の変化は小数視力1.0から約0.8への低下に相当します。
- ⑵ 0.20.2の変化は小数視力1.0から約0.63への低下に相当します。
- ⑶ 0.3log(1/0.5)=log2≒0.3で、変化量は0.3です。
- ⑷ 0.40.4の変化は小数視力1.0から0.4への低下に相当します。
- ⑸ 0.50.5は小数視力の差をそのまま用いた誤りで、logMARでは約0.3です。
解説
正解は⑶です。logMAR値は最小分離閾(視角、分)の常用対数で、小数視力の逆数の対数に等しくなります。小数視力1.0はlogMAR値0、小数視力0.5は最小分離閾が2分なので、logMAR値はlog2≒0.30となります。したがって変化量は0.3です。logMAR値は等間隔の尺度で、0.1が視力表の1段に相当するため、視力の変化や平均値を統計的に扱うのに適しています。小数視力の差(0.5)をそのまま答えないよう注意しましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成