12 歳の女児。内斜視に対する手術を予定している。術前検査の写真(別冊No. 1…
12 歳の女児。内斜視に対する手術を予定している。術前検査の写真(別冊No. 1)を別に示す。この検査について誤っているのはどれか。
- ⑴ 内斜視角を測定している。この検査は斜視角を測るものではなく、斜視角はプリズム遮閉試験などで測ります。
- ⑵ 内直筋拘縮の有無を調べている。内直筋の拘縮による機械的制限の有無を調べる目的があります。
- ⑶ 外転神経麻痺の有無を調べている。外転神経麻痺による運動制限との区別に役立ちます。
- ⑷ 網膜異常対応の有無を調べている。本問では網膜異常対応の有無の確認も目的に含まれるとされています。
- ⑸ 局所麻酔下での手術が可能かどうかを調べている。点眼麻酔下で行えるかどうかが、局所麻酔下手術の目安になります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。写真は確認できませんが、正答から、内斜視の術前に行われる、内斜視角の測定以外を目的とした検査(眼球を鑷子で他動的に動かす牽引試験などと考えられます)が示されていると推測されます。牽引試験は点眼麻酔下で行い、内直筋の拘縮による機械的な制限の有無や、外転神経麻痺との区別に役立ち、局所麻酔下での手術に耐えられるかの目安にもなります。本問では網膜異常対応の確認も目的に含まれるとされ、内斜視角の測定はプリズム遮閉試験などで行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成