ボツリヌス毒素注射の適応はどれか。2つ選べ。
ボツリヌス毒素注射の適応はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 斜視外眼筋に注射して作用を弱め、斜視の眼位を矯正します。
- ⑵ 兎眼兎眼は閉瞼不全の状態で、筋を麻痺させると悪化します。
- ⑶ 加齢内反症加齢内反症は眼瞼の弛緩による疾患で、手術で治療します。
- ⑷ 眼瞼けいれん眼輪筋に注射して不随意な閉瞼を抑えます。
- ⑸ 重症筋無力症重症筋無力症は神経筋伝達が障害される疾患で、ボツリヌス毒素は悪化させます。
解説
正解は⑴と⑷です。ボツリヌス毒素は神経筋接合部でアセチルコリンの放出を阻害し、筋を一時的に麻痺させます。眼瞼けいれんでは眼輪筋に注射して不随意な閉瞼を抑え、斜視では外眼筋に注射して眼位を矯正します(日本では2015年に斜視への適応が承認されています)。兎眼や重症筋無力症は筋の働きが弱いことが問題で、筋をさらに麻痺させるボツリヌス毒素は症状を悪化させます。加齢内反症の治療は手術です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-10.html)を加工して作成