疾患と治療薬およびその投与法の組合せで正しいのはどれか。
疾患と治療薬およびその投与法の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 加齢黄斑変性 ― 抗VEGF 薬 ― 静脈内注射加齢黄斑変性の抗VEGF薬は硝子体内注射で投与します。
- ⑵ 甲状腺眼症 ― ジスチグミン臭化物 ― 点眼甲状腺眼症ではステロイドや放射線治療を用い、ジスチグミンは使いません。
- ⑶ 重症筋無力症 ― アトロピン硫酸塩 ― 内服重症筋無力症にはコリンエステラーゼ阻害薬を用い、アトロピンは逆の作用です。
- ⑷ 樹枝状角膜炎 ― 副腎皮質ステロイド ― 点眼樹枝状角膜炎にステロイド点眼は禁忌で、抗ウイルス薬を用います。
- ⑸ 麻痺性斜視 ― A 型ボツリヌス毒素 ― 外眼筋注射麻痺性斜視では拮抗筋にボツリヌス毒素を注射して眼位を改善させます。
解説
正解は⑸です。A型ボツリヌス毒素は神経筋接合部の伝達を遮断する薬で、麻痺性斜視では拮抗筋(外転神経麻痺なら内直筋)に注射して拘縮を防ぎ、眼位を改善させます。加齢黄斑変性の抗VEGF薬は硝子体内に注射します。ジスチグミンは調節性内斜視などに用いる縮瞳点眼で、甲状腺眼症の治療薬ではありません。アトロピンは抗コリン薬で重症筋無力症を悪化させ得ます。樹枝状角膜炎にステロイド点眼は禁忌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成