光干渉断層計〈OCT〉について正しいのはどれか。2つ選べ。
光干渉断層計〈OCT〉について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 遠赤外光を使っている。OCTは近赤外光(波長約800〜1,050nm)を用いており、遠赤外光ではありません。
- ⑵ 黄斑部以外は測定できない。視神経乳頭周囲網膜神経線維層や前眼部も測定でき、黄斑部に限りません。
- ⑶ 網膜の厚さの測定が可能である。網膜全層や神経線維層、神経節細胞複合体の厚さを定量できます。
- ⑷ 正常者の黄斑部は陥凹して見える。正常黄斑では中心窩が陥凹して描出され、陥凹消失は異常所見です。
- ⑸ 軽度の白内障で測定は困難になる。軽度の白内障では測定可能で、困難になるのは高度な中間透光体混濁のときです。
解説
正解は⑶と⑷です。光干渉断層計(OCT)は近赤外光の干渉を利用して網膜の断層像を得る装置で、網膜各層の厚さを定量できます。正常の黄斑部は中心窩が陥凹して見えるのが特徴で、この陥凹が消失すると黄斑浮腫などを疑います。測定部位は黄斑に限らず、視神経乳頭周囲の神経線維層厚や前眼部も測定できます。また軽度の白内障なら測定可能で、高度の混濁で初めて画質が低下します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成