20歳の女性。読書を続けると眼が疲れると訴える。遠見の矯正眼鏡をかけ、眼前40 …
20歳の女性。読書を続けると眼が疲れると訴える。遠見の矯正眼鏡をかけ、眼前40 cmの文字を両眼で見たまま、両眼の前に加えるレンズの度数を0.25 Dずつ変えて、文字がぼやけ始めるまでの度数を調べる検査を行った。この検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 片眼を遮閉したまま行い、もう一方の眼の調節力の全体を測る。相対調節は両眼で同じ距離の視標を見たまま、輻湊を一定に保って調べる検査です。
- ⑵ 加えるレンズの代わりに基底外方のプリズムを用いて、輻湊の余力を調べる。プリズムで輻湊の余力を測るのは融像幅の検査で、レンズで調節を変える相対調節とは異なります。
- ⑶ 視標を5 mの遠方に置き、遠くを見たまま調節の余力を調べる検査である。この検査は近くの視標を見たまま行います。遠方の視標では近見の調節の余力は分かりません。
- ⑷ 凸レンズを加えていく測り方では、そこから緩めることのできる調節の量が分かる。凸レンズを加えると調節を緩める必要が生じ、ぼやけ始めるまでの度数が負の相対調節になります。
- ⑸ 凹レンズを加えていく測り方では、さらに追加して働かせられる調節の量が分かる。凹レンズを加えると調節をさらに働かせる必要が生じ、ぼやけ始めるまでの度数が正の相対調節になります。
解説
正しいのは、凸レンズを加えていくと緩められる調節の量が、凹レンズを加えていくと追加で働かせられる調節の量が分かることです。この検査は相対調節の測定で、両眼で近くの視標を見て輻湊を一定に保ったまま、レンズで調節の負荷を変えます。凸レンズ側でぼやけるまでを負の相対調節、凹レンズ側でぼやけるまでを正の相対調節といい、近業の疲れの評価に用います。
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