25歳の女性。裸眼で調節の検査を行ったところ、遠点は眼前50 cm、近点は眼前1…
25歳の女性。裸眼で調節の検査を行ったところ、遠点は眼前50 cm、近点は眼前10 cmであった。調節力(D)は、近点までの距離(m)の逆数から遠点までの距離(m)の逆数を引いて求める。この眼について正しいのはどれか。
- ⑴ 眼前50 cmの文字を見るには、およそ2 Dの調節が要る。眼前50 cmは遠点なので、調節をしなくても像が網膜に結びます。
- ⑵ 遠点が網膜の後方にあり、この眼は遠視である。遠点が眼前50 cmにあるので、この眼は-2.00 Dの近視です。遠点が網膜の後方にあるのは遠視の眼です。
- ⑶ 近点が10 cmなので、調節力は10 Dと計算される。10 Dは近点の屈折度で、近視の眼では遠点の2 Dを引く必要があります。
- ⑷ 調節力は、およそ8 Dと計算される。1÷0.10=10 D、1÷0.50=2 Dで、10-2=8 Dです。
- ⑸ 遠点と近点の距離を足した0.6 mの逆数が、調節力にあたる。調節力は近点と遠点の屈折度の差で求めます。距離を足して逆数をとっても調節力にはなりません。
解説
正しいのは、調節力がおよそ8 Dと計算されることです。調節力は近点と遠点の屈折度の差で、近点10 cmは10 D、遠点50 cmは2 Dにあたるため、10-2=8 Dになります。遠点が眼前50 cmにあるので、この眼は-2.00 Dの近視で、50 cmの物は調節を使わずに見えます。近点の屈折度をそのまま調節力とすると、近視の眼では調節力を大きく見積もってしまいます。
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