35歳の男性。両眼とも強い遠視で、頂点間距離12 mmの位置に+10.00 Dの…
35歳の男性。両眼とも強い遠視で、頂点間距離12 mmの位置に+10.00 Dの眼鏡をかけて完全矯正されている。このたびコンタクトレンズに替えることになった。コンタクトレンズに替えたときについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 完全矯正に必要なコンタクトレンズの度数は、およそ+8.9 Dである。焦点距離に頂点間距離を足して計算しています。凸レンズを眼に近づけると、必要な度数は強くなります。
- ⑵ 眼鏡のときと比べて、周辺の見える範囲が狭くなる。強い凸レンズの眼鏡ではレンズの縁で見えない部分ができます。コンタクトレンズではこれがなく、見える範囲は広がります。
- ⑶ 完全矯正に必要なコンタクトレンズの度数は、眼鏡と同じ+10.00 Dである。10 Dを超える度数では頂点間距離の影響が大きく、凸レンズは角膜に近づけるほど強い度数が必要になります。
- ⑷ 完全矯正に必要なコンタクトレンズの度数は、およそ+11.4 Dである。眼鏡の焦点距離100 mmから頂点間距離12 mmを引いた88 mmが角膜からの距離で、1÷0.088で約+11.4 Dです。
- ⑸ 網膜に映る像の大きさは、眼鏡のときより小さくなる。眼の前に離して置いた凸レンズは像を拡大します。角膜に載せるとこの拡大が減り、像は眼鏡のときより小さくなります。
解説
正しいのは、コンタクトレンズの度数がおよそ+11.4 Dになることと、網膜像が眼鏡のときより小さくなることです。+10.00 Dの眼鏡の焦点は眼鏡の後方100 mmにあり、角膜からは88 mmです。したがって角膜上で必要な度数は1÷0.088で約+11.4 Dです。凸レンズを眼から離すと像は拡大されるため、角膜に載せると像は小さくなり、レンズの縁による視野の制限もなくなります。
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