4歳の女児。調節麻痺下屈折検査のため、検査の数日前から自宅でアトロピン硫酸塩を点…
4歳の女児。調節麻痺下屈折検査のため、検査の数日前から自宅でアトロピン硫酸塩を点眼してもらう。保護者に伝えておくべき、この薬による全身の副作用として正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 下痢が続く。腸の動きは抑えられるため、起こりやすいのは便秘の方です。
- ⑵ 顔が赤くなる。副交感神経を遮断して皮膚の血管が広がり、顔面の紅潮が起こります。
- ⑶ 体温が上がる。汗の分泌が抑えられて熱を逃がせず、発熱がみられることがあります。
- ⑷ 脈が遅くなる。副交感神経の遮断では心拍は速くなり、頻脈がみられます。
- ⑸ 唾液が多く出る。唾液の分泌は抑えられ、口が乾く症状が出ます。
解説
顔が赤くなることと、体温が上がることの2つが正しいです。アトロピンは副交感神経を遮断する薬で、点眼液が涙道から鼻へ流れて吸収されると全身にも作用します。小児では、皮膚の血管の拡張による顔面紅潮、発汗が抑えられることによる発熱、頻脈、口の乾きなどが出ることがあります。腸の動きも抑えられます。点眼後に目頭を押さえて涙道からの流出を減らすよう、保護者に伝えます。
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