歯科用合金を用いた間接法修復物の模式図を示す。負荷される外力に対して、矢印で示す…
歯科用合金を用いた間接法修復物の模式図を示す。負荷される外力に対して、矢印で示す形態の効果で正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 嵌合効力嵌合効力は窩壁と修復物の緊密な適合による維持で、矢印の形態の効果とはされていません。
- ⑵ 拘止効力拘止効力は特定方向への移動を止める効果で、矢印の形態の効果とはされていません。
- ⑶ 把持効力把持効力は修復物を挟み込んで保持する効果で、矢印の形態の効果とはされていません。
- ⑷ 転覆防止効力側方力で修復物が支点を中心に回転し浮き上がるのを防ぐ効果です。
- ⑸ すべり防止効力すべり防止効力は窩底面に沿った滑りを防ぐ効果で、矢印の形態の効果とはされていません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。模式図は提示されていませんが、金属の間接法修復物(インレーやアンレーなど)の保持形態には、外力の方向に応じたさまざまな効果があります。転覆防止効力は、側方から加わる力で修復物が窩洞の一側を支点として回転し浮き上がるのを防ぐ効果で、窩洞の対向する壁や窩底の段差、補助的な溝などによって得られます。公表正答から、矢印の形態はこの転覆防止の効果をもつと考えられます。嵌合効力、拘止効力、把持効力、すべり防止効力は別の作用に対する効果です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成