24 歳の女性。上顎右側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。検査の結果、コン…
24 歳の女性。上顎右側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時(別冊No. 5A)と齲蝕除去後(別冊No. 5B)の口腔内写真を示す。次に行うのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 隔壁設置隣接面の欠損した窩壁を作り、形態と接触点を回復するために隔壁を設置します。
- ⑵ 歯間分離ウェッジなどで歯間分離を行い、隔壁の厚みを補って適切な接触関係を得ます。
- ⑶ 歯肉排除歯肉排除は窩縁が歯肉縁下にある場合などに行うもので、本例の次の操作ではありません。
- ⑷ 隣接面保護隣接面保護は窩洞形成時に隣在歯を傷つけないための操作で、齲蝕除去後の次の操作ではありません。
- ⑸ コーナーマトリックス設置コーナーマトリックスは前歯の切縁隅角を含む4級窩洞で用いるもので、臼歯の修復では用いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑵です。写真は提示されていませんが、上顎第一大臼歯の隣接面を含む齲蝕を除去した後、2級窩洞としてコンポジットレジン修復を行う場面と考えられます。隣接面の形態と接触点を回復するため、まず隔壁(セクショナルマトリックスなど)を設置して窩洞の欠損した壁を作り、ウェッジやリングで歯間分離を行って隔壁の厚みを補い、適切な接触関係が得られるようにします。歯肉排除は歯肉縁下に窩縁がある場合、コーナーマトリックスは前歯の4級窩洞で用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成