28 歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果,コンポジッ…
28 歳の女性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果,コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No. 21)を別に示す。形態回復で留意するのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 隅角徴近心と遠心の切縁隅角の違いを再現し、自然な歯の形態を回復します。
- ⑵ 歯冠豊隆唇面の豊隆を適切に回復し、光の反射による自然な外観と歯肉の保護を得ます。
- ⑶ 辺縁封鎖性辺縁封鎖性は接着操作や重合収縮に関わる事項で、形態回復で留意する要素ではありません。
- ⑷ 歯間鼓形空隙歯間鼓形空隙の形態を回復し、自然な外観と清掃性を確保します。
- ⑸ 頰側寄り1/3 での接触点頰側寄り1/3の接触点は臼歯の特徴で、前歯の接触点は切縁側寄りにあります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴、⑵、⑷です。写真は提示されていませんが、上顎前歯部のコンポジットレジン修復で形態を回復する際は、審美性に関わる要素に留意します。隅角徴は近心切縁隅角が鋭く遠心切縁隅角が丸いといった歯種の特徴で、左右の対称性や自然感に影響します。歯冠豊隆は唇面の膨らみで、光の反射や歯肉の保護に関わります。歯間鼓形空隙は切縁側と歯頸側の空隙の形で、自然な外観と清掃性に関わります。辺縁封鎖性は接着操作の問題で、前歯の接触点は頰側寄りではなく切縁側寄りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成