24 歳の男性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、上顎右側中…
24 歳の男性。上顎前歯部の審美不良を主訴として来院した。診察の結果、上顎右側中切歯にクラウンを製作することとした。支台歯形成後(別冊No. 19A)とコーピング試適時の口腔内写真(別冊No. 19B)を別に示す。この後に行うのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ グレージング陶材の築盛・焼成と形態修正の後、最終段階としてグレージングで表面に光沢を与えます。
- ⑵ CAM による加工CAMによる加工はコーピングの製作工程で、試適の前に済んでいます。
- ⑶ コーピングの焼成コーピングの焼成は製作段階の工程で、試適の前に済んでいます。
- ⑷ 歯冠色陶材の築盛コーピング試適後、その上に歯冠色陶材を築盛して焼成します。
- ⑸ ディギャッシングディギャッシングは陶材焼付用合金の表面処理で、陶材築盛前のコーピング製作段階で行います。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。写真は提示されていませんが、上顎中切歯の陶材焼付冠またはオールセラミッククラウンの製作過程で、フレーム(コーピング)を口腔内で試適し、適合を確認した段階です。この後は、コーピング上に歯冠色陶材(オペーク、デンティン、エナメルなど)を築盛して焼成し、形態修正と口腔内での色調・形態の確認を経て、最後にグレージングを行って表面に光沢を与えます。CAMによる加工、コーピングの焼成、ディギャッシングはいずれもコーピングの製作段階で、試適の前に済んでいる工程です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成