高齢者の歯内療法で留意するのはどれか。3 つ選べ。
高齢者の歯内療法で留意するのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 根管口部の狭窄加齢による象牙質の添加で根管口部が狭窄し、根管の探索が難しくなります。
- ⑵ 象牙質粒の存在歯髄内に象牙質粒が形成されやすく、根管口の探索や拡大の妨げになります。
- ⑶ 根管彎曲度の減少根管の彎曲度は加齢で減少するわけではなく、狭窄により器具操作はむしろ難しくなります。
- ⑷ 天蓋と髄床底の接近髄室が扁平になり天蓋と髄床底が接近するため、髄床底の穿孔に注意が必要です。
- ⑸ 生理学的根尖孔の開大生理学的根尖孔はセメント質の添加により加齢とともに狭くなる傾向があり、開大はしません。
解説
正解は⑴、⑵、⑷です。加齢に伴い第二象牙質や第三象牙質が形成され続けるため、高齢者では歯髄腔が狭くなり、根管口部や根管が狭窄・石灰化します。歯髄内には象牙質粒(歯髄結石)が形成されやすく、根管口を塞いで探索を妨げます。また髄室の天蓋と髄床底が接近して髄室が扁平になるため、天蓋除去の際に髄床底を穿孔する危険が高まります。根管の彎曲度は加齢で減少するわけではなく、根尖孔は第二セメント質の添加でむしろ狭くなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成