加齢に伴い根面齲蝕のリスクが高くなる理由はどれか。2 つ選べ。
加齢に伴い根面齲蝕のリスクが高くなる理由はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 歯肉の退縮歯肉の退縮により歯根面が露出し、根面齲蝕のリスクが高まります。
- ⑵ 歯髄腔の狭小化歯髄腔の狭小化は加齢変化ですが、根面齲蝕のリスクを高める理由ではありません。
- ⑶ 唾液腺の脂肪化唾液腺の脂肪化で唾液分泌が減少し、自浄作用や緩衝能が低下します。
- ⑷ 味覚閾値の上昇味覚閾値の上昇は加齢変化ですが、根面齲蝕の直接の理由とはされません。
- ⑸ セメント質の肥厚セメント質の肥厚はむしろ根面を厚くするもので、リスクを高める理由ではありません。
解説
正解は⑴と⑶です。根面齲蝕は露出した歯根面に生じる齲蝕で、高齢者で増加します。加齢や歯周病により歯肉が退縮すると、エナメル質より耐酸性が低いセメント質や象牙質が口腔内に露出し、齲蝕が生じやすくなります。また加齢に伴い唾液腺の腺房が萎縮して脂肪組織に置き換わり、唾液分泌量が減少して自浄作用や緩衝能が低下することもリスクを高めます。歯髄腔の狭小化やセメント質の肥厚は根面齲蝕のリスクを高めるものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成