味細胞において、甘味物質が結合するのはどれか。1 つ選べ。
味細胞において、甘味物質が結合するのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 細胞内受容体細胞内受容体はステロイドホルモンなどの脂溶性物質が結合する受容体で、味物質の受容には関わりません。
- ⑵ 酵素共役型受容体酵素共役型受容体はインスリンなどが結合する受容体で、甘味の受容には関わりません。
- ⑶ H⁺-Na⁺交換輸送体H⁺-Na⁺交換輸送体はイオンの輸送体で、甘味物質の受容体ではありません。
- ⑷ G タンパク質共役型受容体甘味物質はT1R2/T1R3というGタンパク質共役型受容体に結合します。
- ⑸ イオンチャネル内蔵型受容体イオンチャネル型の受容は塩味や酸味でみられ、甘味の受容体ではありません。
解説
正解は⑷です。甘味、うま味、苦味は、味細胞の細胞膜にあるGタンパク質共役型受容体で受容されます。甘味はT1R2とT1R3のヘテロ二量体、うま味はT1R1とT1R3、苦味はT2Rファミリーが受容体です。甘味物質が結合するとGタンパク質(ガストデューシンなど)を介して細胞内情報伝達が起こり、TRPM5チャネルの開口などを経て味神経へ情報が伝えられます。塩味はENaCなどのイオンチャネル、酸味はプロトンを通すチャネル(OTOP1など)で受容されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成