ソクマル歯科医師

56 歳の男性。右側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。3 か月前に気付いたが、大…

56 歳の男性。右側舌縁部の腫瘤を主訴として来院した。3 か月前に気付いたが、大きさに変化がないのでそのままにしていたという。右側舌縁に18 × 15 mm 大、無痛性で弾性軟の腫瘤を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No. 31A)、造影CT(別冊No. 31B)および生検時のH-E 染色病理組織像(別冊No. 31C)を別に示す。診断名はどれか。1 つ選べ。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑴です。画像と病理組織像は提示されていませんが、中年男性の舌縁に無痛性で弾性軟の腫瘤があり、3か月間大きさが変わらないことから、良性の軟組織腫瘍が考えられます。脂肪腫は成熟した脂肪細胞が増殖する良性腫瘍で、口腔では頰粘膜や舌に多く、粘膜下に黄色調で軟らかい腫瘤としてみられ、CTでは脂肪と同じ低吸収域を示し、組織像では被膜に包まれた成熟脂肪細胞の増殖が特徴です。線維腫は硬く、腺様囊胞癌は浸潤性で神経症状を伴いやすく、リンパ管腫は若年者に多いです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成

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