64 歳の男性。上顎多数歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上…
64 歳の男性。上顎多数歯欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上顎にインプラント義歯を製作することとした。プロビジョナルレストレーションを撤去した後(別冊No. 18A)、ある装置を試適時(別冊No. 18B)の口腔内写真を別に示す。この操作過程で必要なのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 咬合紙試適時に咬合接触の位置や強さを確認し、調整するために咬合紙を用います。
- ⑵ 仮着セメント仮着セメントはセメント固定式の上部構造で用いるもので、スクリュー固定式の試適では不要です。
- ⑶ バイトワックスバイトワックスは顎間関係の記録に用いる材料で、上部構造の試適操作では用いません。
- ⑷ 補綴用スクリュースクリュー固定式の上部構造をインプラントに締結するために補綴用スクリューを用います。
- ⑸ ダイヤモンドディスクダイヤモンドディスクは切削・分割に用いる器具で、試適の操作過程では必要ありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。写真は提示されていませんが、公表正答から、プロビジョナルレストレーションを外した後にスクリュー固定式の上部構造(または試適用の装置)をインプラントに試適する場面と考えられます。上部構造は補綴用スクリューでインプラント体やアバットメントに締結し、適合を確認したうえで咬合紙を用いて咬合接触を確認・調整します。仮着セメントはセメント固定式で用いるもので、バイトワックスは顎間関係の記録用、ダイヤモンドディスクは切削用であり、この操作過程では必要ありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成