70 歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、下顎右側臼歯部にインプ…
70 歳の男性。咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、下顎右側臼歯部にインプラント義歯による治療を行うこととした。来院時の口腔内写真(別冊No. 5A)と操作中の口腔内写真(別冊No. 5B)を別に示す。上部構造製作に必要なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 石膏石膏は従来法で作業用模型を作る際に用いるもので、本例の光学印象による製作では必須ではありません。
- ⑵ 歯肉圧排糸歯肉圧排糸は天然歯の支台歯の印象で歯肉縁下のマージンを記録するために用います。
- ⑶ オープントレーオープントレーは従来の印象材による直接法の印象で用いるもので、光学印象では使いません。
- ⑷ 口腔内スキャナースキャンボディを口腔内スキャナーで読み取り、インプラントの位置をデジタルデータとして記録します。
- ⑸ シリコーンゴム印象材シリコーンゴム印象材は従来法の印象に用いるもので、光学印象では使いません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。写真は提示されていませんが、公表正答から、操作中の写真はインプラントにスキャンボディ(スキャン用の位置決め部品)を装着し、口腔内スキャナーで光学印象を採得している場面と考えられます。スキャンボディの位置と形状をデジタルデータとして記録することで、インプラントの三次元的な位置を再現し、CAD/CAMで上部構造を設計・製作します。石膏、オープントレー、シリコーンゴム印象材は従来の印象法で、歯肉圧排糸は天然歯の支台歯の印象で用いるものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成