光重合型コンポジットレジンを用いた4 級修復で、分割積層塡塞を行う目的はどれか。…
光重合型コンポジットレジンを用いた4 級修復で、分割積層塡塞を行う目的はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 隔壁法の省略4級修復では隣接面の形態回復に隔壁(マトリックス)を用いるのが基本で、積層塡塞で省略できるわけではありません。
- ⑵ 審美性の向上色調や透明度の異なるレジンを層状に積み、天然歯に近い色調と透明感を再現できます。
- ⑶ 窩縁斜面の省略窩縁斜面は辺縁の移行を目立たなくし接着面積を増やすために付与し、積層塡塞でも省略しません。
- ⑷ 修復物の変色防止修復物の変色はレジンの吸水や着色によるもので、積層塡塞の目的ではありません。
- ⑸ チェアタイムの短縮分割して何層も重合するため、むしろチェアタイムは長くなります。
解説
正解は⑵です。4級修復は切縁隅角を含む前歯の修復で、天然歯は内部の象牙質と表層のエナメル質で透明度や色調が異なります。分割積層塡塞では、象牙質色と透明度の高いエナメル質色のレジンを層状に積み重ねることで、天然歯に近い色調と透明感を再現でき、審美性が向上します。重合収縮の影響を小さくする意義もあります。隔壁法や窩縁斜面は審美性や辺縁封鎖のために必要で省略されず、変色防止やチェアタイム短縮が目的ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成