8 歳の女児。発音が不明瞭であることを主訴として来院した。診察の結果、軟組織に対…
8 歳の女児。発音が不明瞭であることを主訴として来院した。診察の結果、軟組織に対して処置を行うこととした。処置中と処置後の口腔内写真(別冊No. 18)を別に示す。この処置で発音の改善が期待できるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ カ行カ行は奥舌と軟口蓋で作る音で、舌小帯の影響は受けにくいです。
- ⑵ サ行舌尖の動きが改善し、舌尖で狭めを作るサ行の改善が期待できます。
- ⑶ タ行タ行も舌尖を使いますが、本問ではサ行が正答とされています。
- ⑷ ナ行ナ行も舌尖を使いますが、本問では正答とされていません。
- ⑸ ラ行ラ行も舌小帯の影響を受けますが、本問ではサ行が正答とされています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。写真は見られないため本文から考えます。発音不明瞭を主訴とする小児で軟組織に処置を行っていることから、舌小帯短縮症に対する舌小帯伸展術(切除術)と考えられます。舌小帯が短いと舌尖の挙上や前方への動きが制限され、舌尖と歯や歯茎で狭めを作るサ行や、舌尖を弾くラ行などの構音が不明瞭になります。本問では処置による改善が期待できる音としてサ行が正答とされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成