術前の小児に感染性心内膜炎予防のためアモキシシリン水和物を単回経口投与することと…
術前の小児に感染性心内膜炎予防のためアモキシシリン水和物を単回経口投与することとした。体重1 kg あたりの投与量(上限2 g)と投与時期の組合せで正しいのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 30 mg/kg ― 処置1 時間前30mg/kgは推奨量の50mg/kgより少なく、量が不足します。
- ⑵ 30 mg/kg ― 処置3 時間前量が不足し、投与時期も早すぎます。
- ⑶ 50 mg/kg ― 処置30 分前30分前では処置時に十分な血中濃度に達しない可能性があります。
- ⑷ 50 mg/kg ― 処置1 時間前小児では50mg/kgを処置1時間前に経口投与するのが推奨されています。
- ⑸ 50 mg/kg ― 処置3 時間前3時間前では処置時の血中濃度が低下している可能性があります。
解説
正解は⑷です。感染性心内膜炎の予防のための抗菌薬投与は、日本循環器学会のガイドライン(2017年改訂版)などで、小児ではアモキシシリン50mg/kg(成人量の2gを超えない)を処置の1時間前に経口投与することが推奨されています。処置直前の時点で血中濃度が十分に高くなっているよう投与時期が設定されています。30mg/kgでは量が不足し、3時間前では処置時の血中濃度が下がっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成