薬剤による有害事象が高齢者に多い原因はどれか。3 つ選べ。
薬剤による有害事象が高齢者に多い原因はどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 急性疾患の増加急性疾患の増加は高齢者の薬物有害事象増加の主な原因ではありません。
- ⑵ 咀嚼機能の低下咀嚼機能の低下は薬物有害事象の主な原因ではありません。
- ⑶ 認知機能の低下服薬の誤りや重複服用が起こりやすくなります。
- ⑷ 複数疾患の罹患多剤併用となり、薬物相互作用の危険が高まります。
- ⑸ 薬物動態の加齢変化肝代謝や腎排泄の低下により血中濃度が上昇しやすくなります。
解説
正解は⑶⑷⑸です。高齢者では、肝臓の代謝能や腎臓の排泄能が低下し、体脂肪率の増加など体組成も変化するため、薬物の血中濃度が上昇しやすく作用も強く出ます。また複数の疾患を抱えて多剤併用(ポリファーマシー)になりやすく、相互作用の危険が増えます。認知機能が低下すると服薬の誤りや飲み忘れ、重複服用が起こりやすく、これらが有害事象の増加につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成