7 歳の男児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別…
7 歳の男児。前歯の歯並びが悪いことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No. 32A)、下顎後退位の口腔内写真(別冊No. 32B)及びエックス線画像(別冊No. 32C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。適切な対応はどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 咬合挙上板の装着咬合挙上板は過蓋咬合の改善に用いる装置で、本例の適応ではありません。
- ⑵ リンガルアーチの装着補助弾線付きのリンガルアーチで前歯の被蓋改善や萌出余地の保持を行います。
- ⑶ 上顎左側過剰歯の抜去萌出や配列を妨げる過剰歯は早期に抜去します。
- ⑷ 上顎前方牽引装置の装着上顎前方牽引装置は骨格性の上顎劣成長に用い、機能的な反対咬合には不要です。
- ⑸ 上顎右側埋伏過剰歯の抜去埋伏過剰歯は永久歯の萌出を障害するため抜去します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵⑶⑸です。画像は見られないため公表正答から考えます。混合歯列期の男児で、下顎後退位をとれることから機能的な反対咬合が疑われ、上顎前歯部の過剰歯や埋伏過剰歯が永久歯の萌出や配列を妨げていると考えられます。まず原因となる上顎左側の過剰歯と右側の埋伏過剰歯を抜去し、補助弾線付きのリンガルアーチで上顎前歯の位置を改善するとともに、萌出余地を確保します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成