下顎右側第一大臼歯のエックス線画像(別冊No. 36)を別に示す。近心根根尖部の…
下顎右側第一大臼歯のエックス線画像(別冊No. 36)を別に示す。近心根根尖部の根管形成に適した器具はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ K ファイルKファイルはプレカーブを付与して湾曲した根尖部の根管形成に用いられます。
- ⑵ 超音波チップ超音波チップは根管洗浄や石灰化物の除去などに用い、根尖部の形成には適しません。
- ⑶ ピーソーリーマーピーソーリーマーは根管上部の拡大やポスト孔形成に用い、根尖部には用いません。
- ⑷ ゲーツグリッデンドリルゲーツグリッデンドリルは根管口付近の拡大に用いる器具です。
- ⑸ Ni-Ti ロータリーファイルNi-Tiロータリーファイルは超弾性で湾曲根管に追従し、根尖部の形成に適します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑸です。画像は確認できませんが、下顎第一大臼歯の近心根は根管が細く根尖部で湾曲していることが多く、根尖部の根管形成には湾曲に追従できる器具が必要です。Kファイルは先端をプレカーブさせて湾曲根管に挿入でき、Ni-Tiロータリーファイルは超弾性により湾曲に沿って根管を形成できます。ピーソーリーマーやゲーツグリッデンドリルは根管上部の拡大に用いる器具で、根尖部には使用しない器具です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成