1 か月前にテーブルに上顎前歯をぶつけた4 歳女児の口腔内写真(別冊No. 32…
1 か月前にテーブルに上顎前歯をぶつけた4 歳女児の口腔内写真(別冊No. 32A)とエックス線画像(別冊No. 32B)を別に示す。Aに打診痛を認める。適切な対応はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 経過観察打診痛があり歯髄壊死が疑われるため、経過観察では不十分です。
- ⑵ 整復固定受傷から1か月経過しており、整復固定を行う時期ではありません。
- ⑶ 抜髄歯髄はすでに壊死していると考えられ、抜髄ではなく感染根管治療が必要です。
- ⑷ 感染根管治療歯髄壊死と根尖性歯周炎に対して感染根管治療を行います。
- ⑸ 抜歯歯根の状態が保たれていれば保存治療を優先し、抜歯は選択しません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。写真とエックス線画像は確認できませんが、1か月前の打撲後に上顎乳中切歯に打診痛があることから、外傷による歯髄壊死と根尖性歯周炎が考えられ、エックス線画像では根尖部の透過像などがみられると推測されます。歯髄が壊死・感染しているため、感染根管治療を行い、後継永久歯胚への影響を防ぎます。外傷直後でないため整復固定の時期は過ぎており、歯根吸収が著しくなければ抜歯は選択しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成