妊婦の歯科的対応で正しいのはどれか。3 つ選べ。
妊婦の歯科的対応で正しいのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 浸潤麻酔の使用は禁忌である。通常の歯科用局所麻酔薬は、適切な量であれば妊婦にも使用できます。
- ⑵ 定期的な歯科検診が必要である。妊娠中は歯肉炎や齲蝕が生じやすく、定期的な歯科健診が必要です。
- ⑶ フッ化物配合歯磨剤を推奨する。齲蝕予防のため、フッ化物配合歯磨剤の使用を推奨します。
- ⑷ 治療はできる限り妊娠中期に行う。安定期である妊娠中期に治療を行うのが望ましいです。
- ⑸ 抗菌薬はニューキノロン系を第一選択とする。ニューキノロン系は妊婦には禁忌で、ペニシリン系やセフェム系を選択します。
解説
正解は⑵と⑶と⑷です。妊娠中は女性ホルモンの影響で妊娠性歯肉炎が生じやすく、つわりで清掃が不十分になって齲蝕も増えやすいため、定期的な歯科健診とフッ化物配合歯磨剤の使用が推奨されます。歯科治療は胎児の器官形成期にあたる妊娠初期や、仰臥位低血圧症候群や早産のリスクがある後期を避け、安定期である妊娠中期に行うのが望ましいです。通常量の局所麻酔は使用でき、抗菌薬はペニシリン系やセフェム系を選択します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成