薬物の有害作用による先天奇形が生じる可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。
薬物の有害作用による先天奇形が生じる可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 受精直後~7 日ころ受精直後は「all or none」の時期で、影響を受けると流産となり、奇形は通常は生じないと考えられます。
- ⑵ 受精後7~14 日ころ受精後2週ころまでも「all or none」の時期とされ、奇形を生じる危険性は低いと考えられます。
- ⑶ 受精後3~10 週ころ受精後3〜10週ころは器官形成期で、薬物による先天奇形が最も生じやすい時期です。
- ⑷ 受精後15~25 週ころ受精後15〜25週ころは胎児期で、奇形よりも機能的な障害や発育への影響が問題となります。
- ⑸ 受精後26 週以後受精後26週以後は胎児期後半で、奇形は生じにくく、胎児毒性や新生児への影響が問題になります。
解説
正解は⑶です。受精後3〜10週ころ(妊娠4〜12週ころ)は器官形成期にあたり、心臓・四肢・口蓋などの主要な器官がつくられるため、薬物による形態的な先天奇形が最も生じやすい時期です。受精後2週ころまでは「all or none」の時期とされ、影響を受ければ流産し、生き残れば奇形は残さないと考えられています。器官形成期以後は奇形よりも機能障害や発育抑制が問題になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成