歯肉炎と歯周炎を鑑別する所見はどれか。1 つ選べ。
歯肉炎と歯周炎を鑑別する所見はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 歯肉腫脹歯肉腫脹は歯肉炎でも歯周炎でもみられ、両者を鑑別できません。
- ⑵ 歯肉出血歯肉出血は歯肉炎でも歯周炎でもみられる炎症所見です。
- ⑶ 歯肉の発赤歯肉の発赤は両者に共通する炎症所見です。
- ⑷ 真性ポケット真性ポケットは付着の喪失を意味し、歯周炎に特有の所見です。
- ⑸ スティップリングスティップリングの消失は両者でみられ、鑑別の決め手になりません。
解説
正解は⑷です。歯肉炎は炎症が歯肉に限局し、付着の喪失がない状態で、生じるポケットは歯肉の腫脹による仮性ポケット(歯肉ポケット)です。一方、歯周炎では接合上皮が根尖側へ移動して結合組織性付着が失われ、歯槽骨も吸収されて真性ポケット(歯周ポケット)が形成されます。したがって真性ポケットの有無が両者を鑑別する所見です。歯肉の腫脹、出血、発赤、スティップリングの消失は両方でみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成