腫脹した頸部リンパ節のH-E 染色病理組織像(別冊No. 10)を別に示す。考え…
腫脹した頸部リンパ節のH-E 染色病理組織像(別冊No. 10)を別に示す。考えられるのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 結核結核では乾酪壊死を伴う類上皮細胞肉芽腫とLanghans型巨細胞がみられます。
- ⑵ 癌の転移癌の転移では、リンパ節内に異型上皮細胞の胞巣がみられます。
- ⑶ 悪性リンパ腫悪性リンパ腫では、異型リンパ球のびまん性・結節性増殖によりリンパ節の構造が失われます。
- ⑷ IgG4 関連疾患IgG4関連疾患では、IgG4陽性形質細胞の浸潤と花筵状線維化がみられます。
- ⑸ アミロイドーシスアミロイドーシスでは、コンゴーレッド染色陽性の無構造物の沈着がみられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。組織像は確認できませんが、頸部リンパ節の腫脹で結核が考えられる組織像としては、中心に乾酪壊死を伴い、その周囲に類上皮細胞とLanghans型巨細胞、リンパ球が取り囲む類上皮細胞肉芽腫が典型です。頸部リンパ節結核は瘰癧(るいれき)とも呼ばれます。癌の転移では異型上皮の胞巣、悪性リンパ腫では異型リンパ球のびまん性増殖、アミロイドーシスではアミロイドの沈着がみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成