再植歯のアンキローシスでみられる特徴的な所見はどれか。1 つ選べ。
再植歯のアンキローシスでみられる特徴的な所見はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 打診での金属音歯根膜が失われ歯根と骨が癒着するため、打診で高い金属音を発します。
- ⑵ 歯の動揺度の増加骨と癒着しているため、歯の動揺はむしろ消失します。
- ⑶ くさび状欠損の進行くさび状欠損は咬合力やブラッシング圧などによるもので、アンキローシスの所見ではありません。
- ⑷ 歯髄電気診の閾値低下再植歯は歯髄が失活していることが多く、歯髄電気診の閾値低下はみられません。
- ⑸ 歯肉退縮による根面露出歯肉退縮はアンキローシスに特徴的な所見ではなく、低位化や置換性吸収が特徴です。
解説
正解は⑴です。再植歯のアンキローシス(骨性癒着)は、歯根膜が失われて歯根と歯槽骨が直接癒着した状態です。歯根膜による緩衝がないため、打診すると高い金属音を発し、歯の生理的動揺は消失します。エックス線画像では歯根膜腔の消失がみられ、置換性吸収が進行します。成長期の小児では癒着歯が周囲の歯槽骨の成長についていけず、低位咬合となる点にも注意が必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成