深在性齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。歯髄保護を行うことと…
深在性齲蝕除去中の口腔内写真(別冊No. 31)を別に示す。歯髄保護を行うこととした。使用する材料に求められる性質で正しいのはどれか。3 つ選べ。
- ⑴ 抗菌性残存する齲蝕細菌の活動を抑えるため、覆髄材には抗菌性が求められます。
- ⑵ 再石灰化促進残した軟化象牙質の再石灰化を促し、歯髄を保護する性質が求められます。
- ⑶ 外来刺激の遮断温度や化学的な外来刺激を遮断し、歯髄を守る性質が求められます。
- ⑷ 歯髄への壊死層形成歯髄に壊死層を形成させるのは歯髄の保存にとって望ましい性質ではありません。
- ⑸ デンティンブリッジ誘導デンティンブリッジの誘導は露髄面に行う直接覆髄の目的で、間接覆髄では求められません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑵と⑶です。写真は確認できませんが、深在性齲蝕の除去中で露髄していない状況での歯髄保護(間接覆髄)を想定した問題と考えられます。間接覆髄材には、残存する細菌を抑える抗菌性、軟化象牙質の再石灰化を促す作用、温度や化学的刺激など外来刺激を遮断する作用が求められます。水酸化カルシウム製剤やグラスアイオノマーセメントなどが用いられます。デンティンブリッジの誘導は露髄面に行う直接覆髄の目的です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成