顔面神経の末梢枝と損傷時の症状の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
顔面神経の末梢枝と損傷時の症状の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 頸枝 ― 味覚障害頸枝は広頸筋を支配する枝で、味覚障害は鼓索神経の障害で生じます。
- ⑵ 頰筋枝 ― 鼻唇溝の消失頰筋枝の障害で頰筋や上唇の筋が麻痺し、鼻唇溝が消失します。
- ⑶ 頰骨枝 ― 前額の皺消失頰骨枝の障害では眼輪筋の麻痺による閉眼障害が生じ、前額の皺の消失は側頭枝の障害です。
- ⑷ 側頭枝 ― 閉口障害側頭枝は前頭筋などを支配し、障害では前額の皺の消失が生じます。閉口は咀嚼筋の働きです。
- ⑸ 下顎縁枝 ― 口唇閉鎖不全下顎縁枝の障害で下唇の筋が麻痺し、口唇の閉鎖不全が生じます。
解説
正解は⑵と⑸です。顔面神経の頰筋枝は頰筋や口輪筋上部、上唇の筋を支配し、障害されると鼻唇溝が浅くなり消失します。下顎縁枝は口角下制筋や下唇下制筋などの下唇の筋を支配し、障害では口唇の閉鎖不全や下唇の非対称が生じます。前額の皺の消失は側頭枝、閉眼障害は頰骨枝の障害で起こり、頸枝は広頸筋を支配します。味覚障害は鼓索神経の障害によるもので、末梢枝の障害では生じません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成