35歳の女性。叢生を主訴に矯正歯科を受診した。成長は終わっている。成人の矯正歯科…
35歳の女性。叢生を主訴に矯正歯科を受診した。成長は終わっている。成人の矯正歯科治療の計画を立てるときに考慮すべき事項として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 欠損や修復物があれば、補綴治療を行う歯科医師と治療の順序を相談する。矯正治療で歯の位置を整えたあとに補綴を行うなど、連携が必要になります。
- ⑵ 歯周組織の状態を調べ、炎症があれば先に歯周治療を行う。炎症のある歯周組織で歯を動かすと、骨の吸収が進むおそれがあります。
- ⑶ 顎関節の症状の有無を、治療の前に確かめて記録しておく。治療前の顎関節の状態を把握しておくと、治療中の変化を評価できます。
- ⑷ 成人では歯が動かないため、歯の移動を伴わない治療に限って計画する。成人でも歯は動くため、歯の移動による治療を計画できます。
- ⑸ 顎骨の成長を利用して、骨格の不調和を装置で大きく改善する計画にする。成長が終わった成人では、成長を利用した顎骨の改善は期待できません。
解説
考慮すべきなのは、歯周組織の状態を調べて必要なら先に歯周治療を行うこと、補綴治療を行う歯科医師と治療の順序を相談すること、顎関節の症状の有無を治療前に確かめることの3つです。成人でも歯は動きますが、成長を利用した顎骨の改善は期待できません。歯周病や欠損、修復物、顎関節の問題を抱えていることも多いため、ほかの分野と連携した計画が必要になります。
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