上下顎第一小臼歯の抜去を想定し、左側の部分分割を行ったセットアップモデル(別冊N…
上下顎第一小臼歯の抜去を想定し、左側の部分分割を行ったセットアップモデル(別冊No. 27)を別に示す。この模型で確認するのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 固定源の強度抜歯空隙の閉鎖に必要な臼歯の移動量から、固定源の強度を確認できます。
- ⑵ 治療後のANB 角ANB角は上下顎骨の前後関係で、セットアップモデルでは評価できません。
- ⑶ 上顎切歯の唇側移動量抜歯症例では上顎切歯は舌側へ移動するため、唇側移動量の確認は目的になりません。
- ⑷ 上顎歯列正中線の移動方向歯の配列を再現することで、正中線の移動方向を確認できます。
- ⑸ 治療後のアンテリアレイシオアンテリアレイシオは治療前の歯冠幅径から求める指標で、この模型で確認する事項とはされていません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑷です。写真は見られないため一般的な考え方で説明します。セットアップモデルは模型上で歯を切り離して治療後の配列を再現するもので、抜歯空隙を前歯の後退と臼歯の近心移動でどう閉じるかを確認でき、臼歯をどの程度動かさないで済むか、すなわち必要な固定源の強度を評価できます。また歯列正中線をどちらへ移動させるかも確認できます。ANB角はセファロ分析で評価する骨格の指標です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成