70歳の女性。新しい全部床義歯を入れたところ、口の中のごく小さな違いにも気づきや…
70歳の女性。新しい全部床義歯を入れたところ、口の中のごく小さな違いにも気づきやすい部位があると話している。口腔の中で、2つの点を同時に触れたときに2点として区別できる最小の距離(二点識別閾)が最も小さい部位はどれか。
- ⑴ 硬口蓋の後方硬口蓋の後方は舌尖より受容器の密度が低く、二点識別閾は大きくなります。
- ⑵ 頬粘膜頬粘膜は舌尖に比べて受容器がまばらで、二点識別閾は大きくなります。
- ⑶ 下顎の臼歯部の歯肉臼歯部の歯肉は前方の部位より二点識別閾が大きい部位です。
- ⑷ 舌背の後方舌の後方は舌尖より二点識別閾が大きく、細かな区別がしにくい部位です。
- ⑸ 舌の先端舌の先端は機械受容器が密に分布し、口腔の中で二点識別閾が最も小さい部位です。
解説
二点識別閾が最も小さいのは舌尖です。口腔の触覚の鋭さは部位によって異なり、前方ほど鋭く、後方ほど鈍くなる傾向があります。舌尖や口唇は機械受容器が密に分布しており、わずかな違いも区別できます。舌尖で食物の大きさや硬さ、異物を確かめることは、安全に食べるうえで役立っています。義歯の装着後に違和感を訴えやすいのも、こうした感覚の鋭い部位が床や人工歯に触れるためです。
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