8歳の男児。アデノイドの肥大があり、いつも口を開けて口で呼吸をしている。保護者に…
8歳の男児。アデノイドの肥大があり、いつも口を開けて口で呼吸をしている。保護者に、鼻で呼吸することの利点を説明することになった。説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 鼻で呼吸すると、口で呼吸するときより気道の抵抗が小さくなり、楽に吸える。鼻腔を通る経路のほうが抵抗は大きく、そのぶん空気が整えられます。
- ⑵ 鼻で呼吸すると、吸い込んだ空気が冷やされ、のどの炎症が起こりにくくなる。鼻腔は吸気を冷やすのではなく、体温に近づくよう温めます。
- ⑶ 鼻で呼吸すると、吸い込んだ空気が温められて湿り気を帯び、ほこりも除かれる。鼻腔の粘膜と鼻甲介が、吸気を加温・加湿し、粒子をとらえます。
- ⑷ 鼻で呼吸すると、鼻腔の粘膜からも酸素が血液に取り込まれる。ガス交換は肺胞で行われ、鼻腔の粘膜では行われません。
- ⑸ 鼻で呼吸すると、唾液の分泌が増えて、舌の位置が下がりやすくなる。鼻呼吸では舌は口蓋に接した位置に保たれ、口呼吸のほうが舌が下がります。
解説
正しいのは、鼻で呼吸すると吸い込んだ空気が温められて湿り気を帯び、ほこりも除かれるという点です。鼻腔は鼻甲介によって表面積が広く、粘膜の血流と分泌物で吸気を加温・加湿し、鼻毛や粘液が粒子をとらえます。口で呼吸すると、乾いた冷たい空気が直接のどに入り、口の中も乾きやすくなります。口呼吸が続くと、舌の位置が下がり、歯列や顎の成長に影響することもあります。
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