7歳の男児。口蓋裂の手術を受けたあとも、飲み物を飲み込むときに鼻から逆流すること…
7歳の男児。口蓋裂の手術を受けたあとも、飲み物を飲み込むときに鼻から逆流することがある。嚥下のときに、この症状を防ぐために本来起こる動きとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 軟口蓋が挙上して咽頭の後壁に接し、鼻腔への通路を閉じる。鼻咽腔閉鎖によって、食塊が鼻腔へ入るのを防ぎます。
- ⑵ 口唇が閉じて、口腔の前方から食物がこぼれるのを防ぐ。口唇の閉鎖は口の外へのこぼれを防ぐ動きで、鼻への逆流とは別です。
- ⑶ 左右の声帯が閉じて、気管への通り道をふさぐ。声帯の閉鎖は誤嚥を防ぐ動きで、鼻への逆流は防ぎません。
- ⑷ 喉頭蓋が後下方へ倒れて、喉頭の入口を上から覆う。喉頭蓋は気管への流入を防ぐ動きで、鼻への逆流とは別です。
- ⑸ 食道の入口を締めている筋が緩んで、食塊を食道へ通す。食道入口部の弛緩は食塊を食道へ送る動きで、鼻への逆流は防ぎません。
解説
最も適切なのは、軟口蓋が挙上して咽頭の後壁に接し、鼻腔への通路を閉じることです。嚥下の咽頭期には、軟口蓋の挙上と咽頭の側壁や後壁の収縮によって鼻咽腔が閉じ、食塊が鼻へ入るのを防ぎます。口蓋裂では手術後も軟口蓋の長さや動きが足りず、閉鎖が不十分になることがあり、鼻への逆流や開鼻声が生じます。喉頭蓋や声帯の閉鎖は気道への誤嚥を防ぐ仕組みです。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。