歯周炎の病変では、さまざまな免疫担当細胞が集まって働いている。細胞とその主な働き…
歯周炎の病変では、さまざまな免疫担当細胞が集まって働いている。細胞とその主な働きの組合せとして正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 好中球:炎症の早い時期に集まり、細菌を貪食して殺菌する。好中球は最初に集まる貪食細胞で、細菌を取り込んで殺します。
- ⑵ 形質細胞:B細胞が分化したもので、抗体を作って分泌する。形質細胞は抗体を産生し、慢性の歯周炎の病変に多くみられます。
- ⑶ ナチュラルキラー細胞:抗体がなくても、感染した細胞を傷害する。ナチュラルキラー細胞は、事前の感作なしに異常な細胞を壊します。
- ⑷ 肥満細胞:B細胞の表面で抗原を提示し、抗体の産生を直接担う。肥満細胞はヒスタミンなどを放出して血管の透過性を高めます。
- ⑸ 好酸球:胸腺で成熟し、ほかの細胞の働きを調節して免疫を指揮する。胸腺で成熟して免疫を調節するのはT細胞で、好酸球は寄生虫などに働きます。
解説
正しいのは、好中球の貪食と殺菌、形質細胞の抗体の産生、ナチュラルキラー細胞による感染細胞の傷害の3つです。歯周炎では、まず好中球が歯肉溝へ集まって細菌と戦い、病変が慢性になるとリンパ球や形質細胞が増えます。肥満細胞はヒスタミンなどを放出して炎症を進め、好酸球は寄生虫やアレルギーにかかわります。胸腺で成熟して免疫を調節するのはT細胞です。
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