45歳の女性。全身麻酔下での顎の手術の前に、肺の機能を調べる検査を受けた。肺活量…
45歳の女性。全身麻酔下での顎の手術の前に、肺の機能を調べる検査を受けた。肺活量は年齢と体格から予測される値の95%であったが、1秒率は55%と低かった。この結果がみられやすい病気はどれか。
- ⑴ 間質性肺炎肺が硬く広がりにくくなる拘束性の障害で、肺活量が下がります。
- ⑵ 高度な脊柱側弯症胸郭の変形で肺が広がりにくくなり、肺活量が下がります。
- ⑶ 重症筋無力症呼吸筋の力が落ちる病気で、主に肺活量が下がります。
- ⑷ 片側の肺の切除後肺の容積が減るため、主に肺活量が下がります。
- ⑸ 気管支喘息気道が狭くなり息を速く吐き出せない閉塞性の障害で、1秒率が下がります。
解説
この結果がみられやすいのは、気管支喘息です。1秒率は、最大に吸った息を一気に吐いたとき、最初の1秒間に吐き出せる量の割合で、70%未満なら閉塞性換気障害とします。気道が狭くなる気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患では、肺活量は保たれても1秒率が下がります。肺が広がりにくい間質性肺炎や胸郭の変形、呼吸筋の筋力低下では、肺活量が下がる拘束性換気障害になります。
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