小学5年生の男児。学校の歯科健康診断で、歯垢の付着と歯肉の軽い発赤・腫脹がみられ…
小学5年生の男児。学校の歯科健康診断で、歯垢の付着と歯肉の軽い発赤・腫脹がみられたが、歯石の沈着はなかった。学校歯科医は、歯周疾患要観察者と判定した。この判定に続く対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 歯科健診の記録を学級の掲示板に貼り出し、ほかの児童にも注意を促す。健康診断の結果は個人の情報で、掲示して知らせてはいけません。
- ⑵ 歯石の除去が必要な状態として、歯科医療機関で治療を受けるよう受診を勧める。歯石の沈着がなく、まず学校での保健指導で改善を図る段階です。
- ⑶ 歯周炎が進んだ状態として、ただちに抗菌薬を服用するよう保護者に伝える。歯肉の軽い炎症で、抗菌薬の服用は必要ありません。
- ⑷ 体育の授業を当分の間休ませ、歯肉の炎症がおさまるまで安静にさせる。歯肉の炎症で運動を制限する理由はありません。
- ⑸ 学校で歯みがきの指導などの保健指導を行い、次の健康診断で歯肉の改善を確かめる。保健指導で改善が見込める段階として、学校で指導し経過を確かめます。
解説
最も適切なのは、学校で歯みがきの指導などの保健指導を行い、次の健康診断で改善を確かめることです。歯周疾患要観察者は、歯垢があり歯肉に軽い炎症がみられるものの、歯石の沈着はなく、適切な歯みがきで改善が見込める者をいいます。学校では学級担任や養護教諭と連携して指導します。歯石の沈着があり医療機関での処置が要る場合は、歯周疾患要処置者として受診を勧めます。
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