48歳の女性。下顎左側第二小臼歯は5年前に根管治療を受けたが、最近、根尖部に透過…
48歳の女性。下顎左側第二小臼歯は5年前に根管治療を受けたが、最近、根尖部に透過像が現れ、頬側の歯肉に瘻孔ができた。エックス線画像では根管充塡材が根尖まで届いておらず、隙間もみられる。冠は外して再治療することになった。この再根管治療について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 瘻孔があるため、根管の処置はせずに抗菌薬の内服で透過像を消す。抗菌薬の内服では根管内の感染源は除けず、根管の再治療が必要です。
- ⑵ 古い根管充塡材の上から、新しい充塡材を重ねて根管を封鎖する。古い充塡材を残したままでは、根尖部の感染源を除けません。
- ⑶ 根尖まで届いていない充塡材は、根尖を外科的に切除するまでは触らない。根管から到達できる場合は、まず根管からの再治療を行います。
- ⑷ 古い根管充塡材を取り除いてから、根管の清掃と消毒をやり直す。感染した古い充塡材を除かなければ、根管の中を清掃できません。
- ⑸ 処置の途中で、見落とされた根管がないかを確かめる。見落とされた根管が再感染の原因であることがあり、確かめます。
解説
正しいのは、古い根管充塡材を取り除いてから根管の清掃と消毒をやり直すこと、見落とされた根管がないかを確かめることの2つです。根管治療の後に根尖性歯周炎が再び現れる原因には、根管の清掃の不足、充塡の不良、見落とされた根管、歯冠側からの漏れなどがあります。再治療では古い充塡材を除去し、根管を探して清掃と消毒をやり直し、緊密に充塡します。根管から治せない場合に外科的な方法を考えます。
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