5歳の男児。乳臼歯に複数の齲蝕があり、修復の方法を計画している。乳歯の修復につい…
5歳の男児。乳臼歯に複数の齲蝕があり、修復の方法を計画している。乳歯の修復について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 乳歯の窩洞は、永久歯よりも深く広く形成して保持を得る。乳歯は歯質が薄く歯髄が近いため、窩洞は浅めにとどめます。
- ⑵ 乳歯は生え替わるため、齲蝕を残したまま表面をふさいでおけばよい。感染した歯質を残すと齲蝕が進み、痛みや後継永久歯への影響が出ます。
- ⑶ 乳臼歯の複数の面にわたる大きな齲蝕では、既製の乳歯冠で歯冠を覆う方法がある。歯質が大きく失われた乳臼歯は、既製の乳歯冠で覆うと長く機能させやすくなります。
- ⑷ 防湿が難しい場合は、歯質に化学的に接着するグラスアイオノマーセメントを用いる。グラスアイオノマーセメントは水分の影響を比較的受けにくく、小児の修復に使いやすい材料です。
- ⑸ 乳歯には接着材が効かないため、レジンによる修復は行えない。乳歯にも接着の処理を行い、コンポジットレジンで修復できます。
解説
正しいのは、複数の面にわたる大きな齲蝕では既製の乳歯冠で覆う方法があること、防湿が難しい場合にグラスアイオノマーセメントを用いることの2つです。乳歯は歯質が薄く歯髄が近いため、窩洞は浅めにし、歯髄を守りながら修復します。乳臼歯の大きな欠損には既製の乳歯冠が適しています。小児では防湿が難しいことも多く、材料は状況に合わせて選びます。乳歯は後継永久歯が生えるまで機能させることが大切です。
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