26歳の男性。下顎左側第一大臼歯の根尖性歯周炎が急に悪化し、左の顎の下に、押すと…
26歳の男性。下顎左側第一大臼歯の根尖性歯周炎が急に悪化し、左の顎の下に、押すと痛む腫れたリンパ節を触れるようになった。このリンパ節が腫れている理由として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 骨髄から来た未熟なT細胞が、ここで分化して成熟するために増えているため未熟なT細胞が分化と成熟をとげる場所は胸腺です。
- ⑵ リンパ節が消化酵素を分泌して、細菌をその場で溶かしているためリンパ節は消化酵素を分泌して細菌を溶かす器官ではありません。
- ⑶ 血液を作る働きが再び始まって、赤血球と血小板を作り出しているため成人のリンパ節が造血の場になることはなく、腫れの理由ではありません。
- ⑷ 運ばれてきた抗原に反応して、リンパ小節の胚中心でB細胞が増えているためリンパ節に抗原が届くと、リンパ小節に胚中心ができてB細胞が盛んに増殖します。
- ⑸ 古くなった赤血球をとらえて壊すために、赤脾髄が大きく広がっているため古い赤血球を壊すのは脾臓の赤脾髄で、リンパ節の働きではありません。
解説
最も適切なのは、運ばれてきた抗原に反応して、リンパ小節の胚中心でB細胞が増えているためです。リンパ節は、組織から集まったリンパ液の中の抗原をとらえ、リンパ球に反応させる場所です。下顎の大臼歯部の炎症からは顎下リンパ節へリンパ液が流れ込み、抗原に反応してB細胞やT細胞が増え、リンパ節が腫れて圧痛を生じます。T細胞の成熟は胸腺、古い赤血球の処理は脾臓の働きです。
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