40歳の男性。上顎右側中切歯の支台歯形成を終え、即時重合レジンを用いて口腔内で直…
40歳の男性。上顎右側中切歯の支台歯形成を終え、即時重合レジンを用いて口腔内で直接、暫間被覆冠を作る。この操作について正しいのはどれか。
- ⑴ 光を当てないと硬化しないので、時間をかけて形を整えられる。即時重合レジンは化学反応で硬化し、光を当てなくても固まります。
- ⑵ 重合のときに収縮しないため、辺縁の適合を確かめる手間が省ける。重合収縮が起こるため、辺縁の適合を確かめて修正します。
- ⑶ 加熱重合レジンより残留モノマーが少なく、歯肉を刺激しにくい。即時重合レジンは加熱重合レジンより残留モノマーが多く、刺激が強くなります。
- ⑷ 重合の発熱から歯髄を守るため、硬化の途中で外し入れを何度かくり返す。重合時の発熱が歯髄を刺激するため、硬化途中で外して熱がこもらないようにします。
- ⑸ 硬化すると弾性が大きくなり、咬合の高さは使ううちに自然に合う。硬化したレジンは自然に合うことはなく、咬合を調整します。
解説
硬化の途中で外し入れをくり返して、発熱から歯髄を守ることが正しいです。即時重合レジンは常温で化学反応によって硬化し、その際に熱を出します。生活歯の上で固まるまで置いたままにすると、熱と未反応のモノマーが歯髄や歯肉を刺激します。また、重合で収縮するため、そのまま硬化させると外しにくくなったり、適合が狂ったりします。硬化途中で外し入れをくり返し、硬化後に辺縁と咬合を調整して仕上げます。
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